読本紹介「ゾウの時間 ネズミの時間」
2022/07/25
こんにちは!
Keioh株式会社、テレマーケティング事業部の仙庭です。
2度目のblogの投稿です。
私のblogでは「少しでも皆さんのためになる」を目的に投稿し続けていきます。
前回が「燃え尽き症候群」について記載しておりましたが、
今回は最近見て気づきを与えてくれた本の「ゾウの時間 ネズミの時間―本川 達雄」
について記載します。
まず、私たちの時間は有限なので、その時間を如何に有効活用するかは、ビジネス以外でもとても重要です。
ただ普段の生活の中では、なかなか時間の重要性を感じることはありません。
例えば、日本人の寿命は男女平均すると80歳近くになります。
80年を日数に直すと、29,200日です。日数にするだけで、なんだかとても少ないように感じませんか?
今30歳の方であれば、残りの人生は18,250日。40歳の人であれば、14,600日です。
日々この数字がカウントダウンされていく中で、私たちは有限である時間をどのように捉え行動するかが大事です!
動物毎に寿命は違うけど一生の感覚は同じだと言われています。
もう一度。「私たちの時間は有限です。」
人にも動物にも全て寿命があります。これは世の中の原理原則として決まっていることです。
例えば野生のネズミだと2~3年、インド象は70年ほどと言われています。
ところが、ネズミもインド象も寿命を全うした時の心臓の鼓動の数はどちらも20億回程になるそうです。
ちょこまかとしたネズミの鼓動は約0.1秒に1回、ゆったりとした象の鼓動は約3秒に1回です。
動物の時間の感じ方は、心臓の鼓動の早さによって変わるという学説があります。
つまり、ネズミもインド象も一生を通して感じる時間の感覚は同じなのかもしれない、ということです。
寿命を心臓の鼓動時間で割ってみると、哺乳類ではどの動物でも、一生の間に心臓は20億回打つという計算になります。
寿命を呼吸する時間で割れば、一生の間に約5億回、息をスーハーと繰り返すと計算できる。
これも哺乳類なら、体のサイズによらず、ほぼ同じ値となる。
物理的時間で測れば、ゾウはネズミより、ずっと長生きである。
ネズミは数年しか生きないが、ゾウは100年近い寿命をもつ。
しかし、もし心臓の拍動を時計として考えるならば、ゾウもネズミもまったく同じ長さだけ生きて死ぬことになるだろう。
ちなみに、本来の人間の寿命を鼓動の早さから算出すると30年以下だそうです。
縄文時代の人たちの寿命はその程度だったらしいので、如何に私たちが長生きできる術を培ってきたかということになります。
人間の寿命が本来は30歳だということですが、
「時間を大切に使おう」「しっかりと時間管理をしよう」と思うのは30歳を超えてからの方が多いそうです。
ちょうど私仙庭も今年の8月で30歳になるのでちょうどいいタイミングで気になりました。
ただ、先程の心臓の鼓動の話で考えるならば、
私たちが時間を有効活用しようと考えるのは、本来の人間の寿命が尽きてからということになります。
他の動物の寿命を考えると、人間に与えられた時間はとても贅沢な話だということがわかります。
人間は他の動物に比べて、3倍近い時間を与えられていることになります。
せっかく人間の寿命が他の動物に比べて3倍の長さがあるので、3回生まれ変わるつもりで3倍楽しんだ方が得です。
3回生まれ変わるとは?
最初の寿命(0~30歳):時間をあまり意識しない時期。早い人は20代で30歳前後の自分を想像する。
2回目の寿命(30~60歳):時間を意識しだす。人生で一番忙しい時期だからこそ計画を持って臨みたい。
3回目の寿命(60歳~):余生を楽しむための時間。心の成長や後世に伝えるべきことを考えたい。
多くの人がいつか年をとった自分に気付きます。
その時にあなたが「これまで積み重ねてきた日があったから今日が楽しく過ごせる。」と思えたら最高だと思います。
積み重ねていくというのは、日々充実した何かを残していくことだと思います。
スティーブ・ジョブズのスタンフォード大卒業式のスピーチでは
「毎日、今日が人生最後の日かもしれない、と考えるとすれば、いつか、必ずその考えが正しい日が来る。」
この言葉で私は未来を楽しむために今日精一杯がんばり、他の動物の3倍生きたという充実感を持って人生を全うしていきたいと思いました。
また、30歳からはより計画を持って日々充実させていきます!!