KPIマネジメント
2024/04/22
こんにちは。
取締役の齋藤です。
今回から四半期に渡りブログの投稿をいたします。
少しでもビジネスや生活の糧になるような知識の提供ができるような投稿を心がけて参ります。
今回はKPIマネジメントについて綴らせて頂きます。
今ではビジネスシーンでは当たり前に使われる言葉ですが、当たり前のように使っている中で、
重要業績指標ではなくただの指標となっている事も少なくなく、
効果的な役割を果たしていないと顧みることもあるので、振り返りや気づきとしてお読み頂けると幸いです。
KPI設定の目的
目標達成のプロセスを見える化し、
何をどのくらいするかの指標を明確にする。
目的が不明瞭ですとKPIがただの指標となりかねないので、この意識が何よりも重要であると考えています。
次に、KPIマネジメントにおける用語です。
■KGI(Key Goal Indicator):重要目標達成指標
売上高や成約数、利益率、業界シェア等の企業や組織が展開するビジネスの最終目標を定量的に評価するための指標。
■KSF(Key Success Factor):重要成功要因/最重要プロセス
事業成功の為の主たる要因となる物。
■KPI(Key Performance Indicator):重要業績評価指標
KSFを数値化した物で、目標の達成度を評価する為の指標。
最後に、KPI設定の道筋についてです。
KPI設定の道筋
⓪目的の設定
→KGI達成は何の為に必要なのかの思案
①KGIの確認
→最終的な目標数値の設定
②ギャップの確認
→現在値と目標数値の差分の確認
③プロセスの確認
→現在値と目標値のギャップをどうしたら埋められるのか思案
→具体的に自社の事業をどのような数式で表せるのかを具体的にモデル化する
④絞り込み
→KSFの設定 ③で上げたプロセスの中から最も重要な事柄を絞り込む。
プロセスの中で上がった必要な要素を定数と変数を分け、
自らでコントロールできる余地が少ない定数は選ばず、自らでコントロール可能な変数をKSFと設定する
⑤目標設定
④で設定したKSFをどの程度の数値目標にするのかの設定をする=KPIの設定をする
⑥運用性の確認
運用が問題ないかの確認
1,整合性→KSFの変化に伴いKGIは変化するか。
KPIが達成するとKGIも達成するかの事前検証
2,安定性→KPIの数値取得が安定的に行えるか。
3,単純性→シンプルに万人が理解できるか
⑦-⑧対策の事前検討-コンセンサス
数値が悪化した場合の対策を事前に決めておく
1,いつ2,KPIがどのくらい悪くなったら3,どうするのか4,誰が判断するのかを決めておく
⑨-⑩ 運用-持続的な改善
本当に設定したKPIが正しいかのチューニングや都度の振り返りが不可欠
PDDSサイクルを用いて考える。
Plan:よく考える
Deside:素早く絞り込んで
Do:徹底的に実行
See:きちんと振り返る
以上の道筋でKPI設定を行いチェックを行うことで、
個人でもチームでも明確で意図した設定ができると思いますので、
設定したKPIに納得感がないな、とお感じの方は是非一度試してみてください。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。