本当にきれいなもの
2024/12/02
お疲れ様です!
TM事業部本間です!
いつもKeiohブログ拝読して頂きましてありがとうございます。
突然なのですが、
皆さんが感じる「きれいなもの」って何でしょう?
宝石?景色?花?
今回私は「本当にきれいなもの」という内容について書かせて頂きます!
私本間ですが、昔某洋菓子店で働いていたことがありました。
務めた店舗では洋菓子以外を販売することもあり、
そんな中お仕事の繋がりで一人の硝子職人Yと出会いました。
その方が作る硝子は見たことのないくらい美しい色、形をしていて、
一瞬で作品にときめいたことが今でも昨日のことのように思い出せます。
それらは例えるなら水が入ったコップに何色かの絵具を垂らして泳がせているように見え、
幻想的で同時に幼少期を思い出されるような感覚になれます。
店頭で実際にお客様へ接客し販売も行うこととなり、
担当となったため作っている工房へも都度お伺いし作る工程で硝子の繊細さからどれだけ難しいことをされているのか学べました。
職人Yさんは女性の方なのですが、
すごく芯があっていつも笑顔でポジティブで面白い方なので人柄としても素晴らしいひとでした。
関わりを持った期間にTEDというあらゆる分野のスペシャリストのスピーチが公開されている動画にその職人Yさんも出演することが決まりました。
後日公開された動画も共有いただいたのですが、
その中の内容に私は感銘を受けました。
内容の一部になるのですが、
- 「硝子を作るなかで人様の人生に触れることになっていた。
ギャラリーをオープンした当初、雑誌を見て素敵と思ってきたというお客様との出会いがあった。
癌と闘病をされていながら毎年桜が満開になる季節に旦那さんと来てくれていたが、
前の年にいらっしゃらないので連絡してみると既に亡くなられていた。
悲しくて涙がでた。硝子職人じゃなければこんなつらいことも経験しなかったのかと思ったが、その分そのお客様からは温かさをもらった。
喜びも悲しみも全て受け止めたいと思える出来事だった。」
という内容でした。
自らの仕事に拘りと誇りを持っていて、
お仕事にされる中で関わるお客様の人生をこれだけ自分の人生の一部と重ねて考えられていることがスピーチからも感じました。
また、作品がただきれいなのではなく、
本当にきれいなのはその人の「心」なのだと気づきました。
作り手もそうですが私たちが普段景色や物にきれいだなと感じることも「心」があるからです。
何かに感動できる「心」を持っているのは人間だけです。
私自身も自分の人生が周りの人生に関わらせて頂けていることで日々充実出来ているなと感じています。
みなさんもお仕事を通じる中で数分だけでもお客様の人生に触れることがあるかと思いますので、
自分に軸を持ち仕事にはとことん拘りを持って周りを巻き込み、
双方が「心」で満たされるお付き合いをしていきましょう。
本日私の過去の経験から忘れられないことについて振り返り書かせて頂きました!
拝読いただき有難うございました!